◆直近5試合
日付 |
対戦相手 |
H/A |
結果 |
得点 |
失点 |
得点者 |
5/10 |
福岡 |
H |
勝 |
1 |
0 |
室井 |
5/14 |
川崎 |
A |
敗 |
1 |
2 |
ユーリ・ララ |
5/17 |
湘南 |
A |
勝 |
1 |
0 |
ルキアン |
5/21 |
町田 |
H |
分 |
|
|
|
(PK勝) |
1 |
1 |
小川 |
|
|
|
5/25 |
柏 |
H |
分 |
1 |
1 |
鈴木武蔵 |
順位:18位(5勝4分9敗 12得点18失点 得失点-6)
※浦和→順位:5位(8勝7分5敗 24得点19失点 得失点+5)
◆ 横浜FCの特徴
- 基本配置は3-4-2-1。
- メンバー
- GK:市川がリーグ戦では固定して起用されている。サイズがあるのでクロスを先に触ってシュート回避できることが多い。
- CB:中央はンドカで固定。山﨑が左右どちらかに入って、その逆に右なら伊藤槙人、左なら福森が入る。岩武はルヴァン杯で今季初出場したのみ。
- WB:左は新保で固定。右は村田、鈴木準弥が起用されている。シーズン序盤はレギュラーだった山根は負傷離脱中。
- CH:キャプテンのユーリ・ララは固定。その相方を模索中。駒井、小倉が起用されてきたが直近は山田が1列下りてCHになっている。
- 3トップ:CFは櫻川、ルキアン、伊藤翔。デカくて強い系。シャドーは鈴木武蔵、山田、新井、室井、小川のいずれか。山田がCHになっているので今の序列的には鈴木武蔵が上で次点が新井、室井のいずれかという感じ。
- 鈴木姓が2名。伊藤姓が2名。書き分けるのが面倒。
- 保持
- 左右でキャラクターが違う。特に左CBに福森が入っている時はその傾向が顕著な印象。
- 左はテクニック&コンビネーション重視。福森がSB的に振舞ってWBの新保を前に押し出す。CHもシャドーも左はショートパスを捌きながら細かく動くタイプの選手が多い。細かく動かしながらサイドでズレを作って、福森か新保の左足から高い精度のボールをゴール前に供給させるイメージ。
- 右はパワー&スピード重視。WBが開幕から出ていた山根もそうだし、最近レギュラーとして出ている村田も槍タイプで1人で縦に進んでやり切る。CHのユーリ・ララも細かいプレーというよりは長い距離を走って飛び出したり、WBの突破を阻まれた時にネガトラで強く当たったりする役割。なので右シャドーの鈴木武蔵はボールサイドにサポートに行くよりもある程度中で待ってCFと合わせて2トップ気味なイメージ。
- ビルドアップは福森がいる時には左ズレの傾向が強い。福森と右WBがSBのようなポジションを取って最後尾が4枚気味。右WBはその位置からでも前に出て行けるから問題ない。
- 中央や2列目のポジショニング、ボール扱いがJ1の中ではあまりレベルが高い方では無いからなのか、チームとして中央でボールを失うリスクを避けているからなのか、前進経路はほぼ外。外回りで相手に待ち構えられることが多いのが得点数が少ない理由なのかなと思ったり。
- 非保持
- 保持と同様に左右でキャラクターが違うし、左CBが福森かどうかでその傾向が強くなることも保持と同様。
- プレッシングでは5-2-3で構えてスタートするが、右シャドーの鈴木武蔵は簡単に下がらない、左シャドーの選手は早めにSH的に外に開きながら下がる。
- なので、右WBは守備範囲が広くなる。それもパワー&スピードタイプの選手を入れているから個人の力でなんとかしてもらうイメージかも。
- 左WBの新保は前に出ることもたまにはあるけど、基本的にはシャドーの選手が落ちてきてくれるから自分から前に出ることは少ない。後ろが福森なので彼の守備の負荷を減らしてあげたいということかもしれない。
- 3CBは自分のテリトリーに相手が入ってきたらそれぞれがマークを捕まえる。なのでDFラインに段差が出来やすいけど、相手を簡単に自由にさせない(フリーでシュートを打たせない)ので大きなピンチは少ない。
◆ 試合の展望
- 浦和は5連戦ラストかつ、CWC前のラスト。連戦かつ、結果が出ていないので体力面以上に精神的に疲れが来ていそう。ここで3ポイント取れないと優勝争いの資格どころかACL圏内争いの資格すら失いかねない。CWCに向けてのコンディション調整もあるだろうけど、この試合は決勝戦のテンションで臨んで欲しい。今の流れで勝てなくて壮行会になった時の空気は相当厳しそう。
- 横浜FCは今週はミッドウィークの試合が無かった上に、先週のミッドウィークにあったルヴァン杯町田戦は延長+PK戦まで行ったけどリーグ戦のメンバーはほとんど休ませているので、コンディション面では横浜FCの方が有利。
- 浦和保持 vs 横浜FC非保持
- 横浜FCの左サイドが手前に引いてスタートするので石原、ボザのところでボールが持ちやすいかもしれない。一番理想的なのはは石原、ボザがオープンにボールを持って横浜FCの左前から侵入しつつ、中央を経由して逆サイドでWB村田に1v1あるいは2v1の状況で仕掛けて、ファーへのクロスで福森のところで合わせるという形では。
- 横浜FCの3CBはゴール前では各々がマークを捕まえるので最初から相手のマークを引き受けて置く人と遅れて入って来る人の分担が必要。
- 浦和の左サイドとゴール前の上記2点のタスクを考えた時に、この試合ではサヴィオは中央ではなく左サイドにいてもらった方が彼の良さは活きそう。荻原と一緒に村田を苦しめて欲しい。
- 中央は最初から相手のマークを引き受けてくれるCFが欲しい。なので、個人的には髙橋、渡邊の2トップで試合をスタートさせて、髙橋がそのタスクをしつつ、渡邊に名古屋戦のようなイメージで遅れてクロスに入って来る動きがあると良いなと思う。
- 浦和非保持 vs 横浜FC保持
- これは完全に希望的観測だけど、横浜FCの2CHにボールが入ってもそのまま中央に差し込むより外に保持で長所のある選手がいるのでそちらを選んでくれそう。なので、浦和の2トップの規制の良し悪しに関わらず横浜FCの前進経路は外になるのでは。
- 横浜FCが人数をかけて攻め込むのは左サイドで、浦和は右SHが金子or大久保であればどちらも非保持できちんと対応し続けるタイプなので上手く対応してくれるイメージはしやすい。
- 逆に横浜FCの右サイドは大駒タイプなので長沼 or 荻原と村田 or 鈴木準弥のバチバチした1v1の局面が増えそう。そこに浦和はSHが戻って来てカバーしても良いけど、サヴィオをSHでスタートさせるならそこはSBが頑張る前提でカウンターの起点としてサヴィオにはあまり非保持で戻って来させないという割り切りをしても良いかも。左CH(多分グスタフソン)がSBのカバーを、トップ下(多分渡邊)がCHのカバーをすることでその流れを作るイメージ。