◆直近5試合

順位：10位（6勝2分6敗 18得点20失点 得失点-2） ※浦和→順位：2位（7勝4分3敗 17得点11失点 得失点+6）

◆ G大阪の特徴

• 基本配置は4-2-3-1。非保持は4-4-2。
• ネタラヴィが負傷離脱してから横浜FC戦、FC東京戦は倉田、美藤をCHで試したりしていたが中央でドリブルが無くて手づまりだった。京都戦から宇佐美をトップ下に入れて満田をCHに下げたところから中央で剥がせるようになったので一気に好転。
• 湘南戦はカウンターが決まりすぎたし、それによってポジティブにプレーし続けられたので参考にしすぎない方が良さそう。
• FWはジェバリからヒュメットがレギュラーを奪った状態。非保持も含めて上手さはジェバリの方が上だけど、ゴールに向かう強さはヒュメットの方が上という印象。
• ビルドアップのベースは4-2。繋ぐことには固執せず、CBが詰まってもSBは脇に下りずに前に出て捨てたボールを拾うための準備をする。前に蹴る前提があって手前に人数が詰まらないので宇佐美が自由に振舞えるスペースが出来るようになってきた。
• 2CHはアンカー役を固定せず流れの中で片方がアンカー、もう片方がIHになる。満田がCHになってもこの傾向は継続。
• 湘南戦は相手が5-3-2ということもあって、SHが幅を取って相手WBを留めるようなポジションを取っていたが、左はSBの黒川が外、SHが内で、右はSB、SHが流動的に内外を入れ替えることが多い。
• 黒川は前にスペースやゲートがあれば運んで越える意欲が強いく、半田は1列前の選手に合わせて内外どちらでも器用にプレーできる。
• それでもネタラヴィの離脱以降、保持からゴール、あるいは決定機までたどり着くことは少なく、基本的にはカウンターやセットプレーから得点している。
• 非保持は4-4-2から2トップが脇のスペースに入ってきた相手を横に追う。
• SHの振る舞いは人よって変えている気がする。山下は前に出るがファンアラーノ、食野はあまり前に出ない。カウンターの時にスピードのある山下を前に置いておきたいという意図はあるかも。湘南戦は相手が3-1の形から変化させないのでSHをCBまで出させる対策をしていたが、これは相手の傾向によるものが大きそう。
• 中盤4枚はSHが前を覗こうとする姿勢はあるものの方向を限定するような振る舞いは少ないのでSH-CHのゲートを通されることが多い。湘南戦は結果的に相手のIHがCH脇にいたことでCHが外向きに追いかけられて中を使われなかった。
• 撤退時はSHがSBの脇まで下りて中盤ラインに戻らないまま後ろを埋めて置く傾向がある。なのでバックパスに対する押し上げはあまり早くないし、ボールを拾える位置は低い。
• それでもスピードのあるSHと前に運べるアタッカーがいるので、ロングカウンターを狙えるしその方が決定機を作れているのでそれはそれで悪くない。

◆ 試合の展望