◆直近5試合
日付 |
対戦相手 |
H/A |
結果 |
得点 |
失点 |
得点者 |
3/9 |
京都 |
A |
勝 |
0 |
1 |
紺野 |
3/15 |
FC東京 |
H |
勝 |
1 |
0 |
安藤 |
3/20 |
琉球 |
A |
勝 |
0 |
2 |
北島、紺野 |
3/29 |
町田 |
H |
分 |
2 |
2 |
安藤、OG |
4/2 |
新潟 |
A |
勝 |
1 |
0 |
田代 |
順位:6位(4勝1分3敗 8得点7失点 得失点+1)
※浦和→順位:11位(2勝4分2敗 7得点8失点 得失点-1)
◆ 福岡の特徴
- 基本配置はどの局面を切り取って表記するのが難しいが、一応5-2-3としておく。ただ、5-2-3(5-4-1)になるのは撤退守備の時のみで、プレッシングや保持では左シャドー、左WBがそれぞれ1列前に出て4-4-2のような並びになる。
- プレッシングでもビルドアップでも2CHは松岡が後ろ、相方(主に見木)が前という分担になっている。なので、プレッシングでは4-1-3-2のようになってかなり前のめりな体勢になることもある。
- 5-2-3と4-4-2の行き来を実現するために大きく動くのが左WB兼左SH。ここはスタメンは藤本、途中から岩崎のリレーが鉄板。左シャドーは保持やプレッシングではトップ下的な役割になるので、トップ下で振舞えるタイプの選手を入れることが多く、スタメンは北島、途中から名古という流れが多い。
- 左の2枚で全体の配置のバランスを取るのは右SH/右シャドーに入る紺野の負荷を落としておいてゴールに近いところでパフォーマンスが発揮しやすくするためではないか。
- 非保持は相手基準でポジションを取り、前線もCFは多少免除されている感じはあるが、基本的に前線の選手のプレスバックの意識が高いのでオープンな状態になりにくい。また、プレッシングでもネガトラでも相手を左右どちらかのサイドへ閉じ込めようとする矢印の向きを出すことが多く、CHも1枚前に出すので前で5枚が一気にサイドを限定しようと出来ている。
- 直近の新潟戦では右WB/右SBの前嶋が早めに前を覗くので5-2-3のような運用にも見える。ただ、右シャドーに入った名古はCF、左シャドーと比べてCFとの距離があるのでベースはあくまでも4-4-2で、名古の外を早めに前嶋が覗くというだけだったのかも。この辺りは結果が出ているのでベースを定めながらもそこから1つ逸脱する、1つその試合でチャレンジする、というポジティブな流れなのかもしれない。
- ビルドアップでは4-2の配置がベースだが、CHの列落ちも許容している。ただ、落ちっぱなしではなく最後尾のヘルプが終われば元の位置へ戻る。ベースの配置はあるものの、相手に応じて斜めの関係性を作るのが早い。特に見木が上手いので、松岡にボールが入ると斜め前にいる見木にサッとボールが入る。
- 個人的な話だが、ミッドウィークに試合があって予習の時間が減った。ルヴァン杯はLeminoの視聴期限が過ぎていたので観られず、直近5試合は観ようという目標は今回で途絶えてしまった。
- なんとかリーグ戦は観ようと思っていた試合は観切れたが、時間が無かったこともあって結構飲んだ状態でばかり観ておりこれまでの予習に比べて内容が薄いのは自覚している。
- 開幕節は微妙だったけど、徐々にベースがあった上での可変がスムーズになっている。金明輝さんのチームらしくなってきている。やはりこの人はチームをデザインする能力があるのだろう。ただ、未だに彼がこの職につけていることにモヤモヤしている。
◆ 試合の展望
- 福岡はミッドウィークの新潟戦で前線は入れ替えていたので、浦和戦はベストメンバー(CF:ザヘティ、右シャドー:紺野、左シャドー:北島、左CH:見木)になるのでは。
- 浦和は金子が前節怪我でメンバーを外れたことに加えて、石原、サヴィオが結果を出したので右サイドのメンバーは継続しそう。
- 福岡の非保持でポイントになるのはプレッシングでの4-4-2と撤退守備での5-4-1の境目。左の2枚が足並みをそろえてポジションを前後できれば穴は出来にくいが、そこの意識を分断させられるか(前の選手は行きたい、後ろの選手は下がりたいという意識のずれを作れるか)が争点。