◆直近5試合
日付 |
対戦相手 |
H/A |
結果 |
得点 |
失点 |
得点者 |
4/2 |
名古屋 |
A |
敗 |
0 |
2 |
|
4/5 |
東京V |
H |
分 |
0 |
0 |
|
4/9 |
川﨑 |
A |
分 |
3 |
3 |
ヤンマテウス×2、 |
天野 |
|
|
|
|
|
|
4/12 |
福岡 |
A |
敗 |
1 |
2 |
遠野 |
4/16 |
清水 |
H |
敗 |
2 |
3 |
遠野、植中 |
順位:18位(1勝5分5敗 10得点14失点 得失点-4)
※浦和→順位:9位(4勝4分3敗 11得点10失点 得失点+1)
◆ 横浜FMの特徴
- 4/18にホーランド監督を解任しPKが暫定監督に。
- 非保持は4-4-2からSHを縦スライドさせて4-2-4にする運用。基本的に相手を縦方向に行かせないようにする動きが多いので、横パス、斜めのパスが入ってきた時にそのまま中央まで入って来られることがある。MF-DFのライン間に差し込まれるとそのままズルズル下がってしまう。清水戦の乾のゴールは象徴的だけど、それ以外の場面もこの傾向が強い。
- 特にCHのジャンクルード、右WGのヤンマテウスは前には出るけど後ろに戻るのが緩いので、この2人が隣同士の並びになると2トップ脇を2人で前を覗いて、斜め2本のパスで背中を取られがち。プレッシングでも自陣での撤退守備でもこの2人はあまり戻らない。
- 新潟もそうだけど4-4-2という横型の配置で縦志向のプレッシングは後列の押し上げが相当早いか、構造的な不整合を解決できる個人の走力が無いと難しい。宮市のSB起用はそれが目的だった?
- 去年までも非保持は同じような運用だけど、前線のアタッカーがこの弱点を上回れる保持での質を見せていたし、保持する時間が今年よりも長かったから大きな問題にはなっていなかったのでは。
- 保持は4バック+2CHの並びがベース。ただ、お互いが角度の付いたポジショニングになっていないので垂直、水平のパスが多く詰まりやすい。
- 詰まることを解消しようとしてトップ下やSHが下りてきたり絞ってきた入りして手前に7~8枚使った上で奥にボールを入れて前線に迫力が出ない。
- 天野が「最後の方は選手たちの意見も聞いてくれた」と言っていたのはビルドアップでCHのうち片方をアンカー的にさせていたこと?山根か渡辺が出ていたら彼らがアンカー役でヘソの位置に入って、ジャンクルードをその脇にズラすことで角度は出来た。角度の調節は渡辺が一番上手い。ボールを持ちたいなら彼を使った方が安定しそう。
- 山根 or 渡辺 がアンカーに入る時は相方のCHが右IH、左SHが絞って来て左IH、トップ下も下りてくるという感じで中盤が菱形の構成になる。特に遠野、天野がSH、トップ下にいるときはこの傾向が強い。全体的に右偏重になる。
- ジャンクルードが重宝されている理由は非保持での前向きなアクションが強いからだと思うけど、それが活きる場面が少ない上に逆を取られる場面が多いのであまりプラスになっていない印象。
- 試合ごとに非保持が緩くなってきている印象。監督の求心力が落ちて、選手たちがやらないといけないことよりやりたいことに吸い寄せられているのかも。監督が変わってそこの引き締めがどうなるか。
◆ 試合の展望
- 監督が交代して2日で出来ることは「選手の出来ることを増やす」「チームの仕組みを変える」ではなく「選手が出来そうなことを気持ちを焚きつけながらポジティブにやらせる」くらいだろう。
- 「前監督には評価されていなかった(出場機会が少なかった)けど、選手たちの中で評価の高い選手(能力面、精神面、どちらでも良い)」や「攻撃時にとりあえず的になれる選手」が起用されやすいので、スコルジャさんが警戒していたようにヤンマテウス、アンデルソンロペス、エウベルを前に並べる可能性もある